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生産技術センター

学生の皆様へ

先輩研究者インタビュー

制御技術研究部/2003年入社/専門技術:パワーエレクトロニクス、モータドライブ/S.M.さんこの部門の研究内容を見る

入社からこれまで
キャリアパス

入社~7年目 入社10年目 入社11年目 入社14年目/現在
洗濯機用モータドライブに関する業務に従事
可変磁力モータ搭載洗濯機が製品化
車載用インバータ設計に関する業務に従事
海外車メーカで製品化
パワーエレクトロニクスのEMI技術に従事
電気学会優秀論文発表賞、産業応用部門奨励賞を受賞
博士(工学)の学位取得 新技術開発財団市村産業賞受賞
現在に至る

専門技術について

仕事風景写真01

現在の研究は、主に永久磁石同期モータのドライブ技術です。近年、自動車等の産業分野から家電分野まで様々な用途へモータによる電動化が加速しています。国内の電力消費量の6割程度がモータという調査結果も出ており、モータがエネルギー・環境へ与える影響は非常に大きくなってきています。モータといえば従来は誘導モータが一般的でしたが、最近は省エネのために永久磁石を用いた高効率なモータ(永久磁石同期モータ)が普及してきました。このモータを回転させるためにベクトル制御と呼ばれる高度な制御技術を適用することで、より高効率、高精度な運転が可能になるため、産学共に研究が盛んになっています。技術としても、ただ回すだけでなく、インバータの回路方式の開発や回転センサ無しでも高精度に回すセンサレスドライブ技術など、研究する内容が尽きないその奥深さが魅力です。

可変磁力モータの開発について

仕事風景写真02
市村産業賞授賞式にて

入社して5年目頃に既存のモータと全く異なる新しいモータを開発する機会が訪れました。それは“可変磁力モータ”と呼ばれ、モータに用いる永久磁石の磁力を変えることで、モータの負荷が変わっても最適な運転ができるという画期的なものでした。磁力がゼロになった磁石に触れた時は本当に衝撃的でした。私は制御を担当し、磁力を自在に変えられる技術を開発し、このモータを搭載したドラム式洗濯機の製品化を実現しました。これにより、効率的な運転が可能となり洗濯機の消費電力低減に貢献できました。この開発技術の成果が認められ、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者に贈呈される市村産業賞という大変素晴らしい賞を頂くことができました。また、技術を学術的な観点からまとめ、博士の取得にもつながりました。

私にとっての研究

仕事風景写真03

研究者と言っても様々なタイプの方がいると思いますが、私が思う研究の楽しさというのは自分の考えたアイデアが実験で実証できた瞬間です。俗に言う研究のステップである理論構築→仮定→検証という当たり前の流れかもしれませんが、検証にあたっては、思ったことをまず試してみるというシンプルなアクションが大切だと思います。まずやってみる、そして小さな事でも成功する楽しさを体験する事が次のアイデア、モチベーションへとつながるはずです。モータとしては単純に回るだけなのですが、自分の考えた制御で思う通りに回すことができたときは本当に楽しいです。

学生のみなさんへ  ~応援メッセージ~

東芝は大きな事業構造変革を迎えましたが、世の中に様々な製品を提供している事は変わりません。生産技術センターでは、東芝の様々な製品の生産技術などに関わる事ができる一方、モータやインバータなど、製品開発にも関わる事ができます。実際に自分が開発した技術が世の中に出て行く体験が得られる貴重な職場だと思っています。研究に行き詰まったり、業務に追われたり、辛い場面もありますが、皆さんのやりたい事が実現できる素晴らしい職場だと思います。

[イメージ] メッセージ
生産技術センター
〒235-0017 横浜市磯子区新磯子町33
TEL:045-759-1300

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